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治験推進センター
治験活性化センター

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更新日:2007/04/07


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★新たな治験活性化5ヵ年計画の活用方法(その1)


1.大規模治験ネットワーク・治験中核病院・治験拠点病院を徹底的に活用しよう!

現在、大規模治験ネットワークには1215施設(2006年9月末)が登録されている。

このネットワークと製薬企業、CRO、SMOが共同で勉強会を開催する。
この勉強会の目的は、相互にGCPやクオリティなどの認識を共通化すること、お互いに抱えている問題をざっくばらんに出し合って、それらを協力して、解決する方法を考え、実施する、ということだ。

例えば、必須文書の中で、本来は治験責任医師や病院側が作る書類を実はモニターが作成していることが多いので、それは本来の筋どおり、治験責任医師や病院側で作成してよね、とか、モニターも依頼者ごとに違うことを言ってくるので、それは統一しましょうよ、ということがあれば、そうする。

また、両者で治験実施の理想像を掲げ、それに向かう。

例えば治験の申請書はネットワーク内で統一しましょうよ、とか、モニターや監査の人は本質を見て、あまり重箱の隅を突くようなことを治験実施医療機関のは要求しないようにしましょうよ、とかね。



治験依頼者側と治験実施医療機関(あと、できれば患者代表も交えて)、治験はこんなふうになるといいな、という意見の交換会をやりましょう!


別にお互いが親のカタキ同士というわけではありませんからね。

みんなが声と知恵を出せば、それだけお互いに仕事も楽になるはず。

●僕が昔、作ったサイトの「モニターへの道」の中にある「被験者登録促進」にある方法を以下に転載します。

5.被験者登録促進

治験に大きな困難が2つあり、その一つがまず、この被験者登録促進です。

治験慣れした医師や、患者さんが多い医療機関を担当すると、なんの苦労も無く症例が入ってきますが、そんなところは滅多にありません。

だいたいが「患者さんは多いが、治験登録基準に該当する人がなかなかいない」か、「治験登録基準に合う患者さんはいることはいるが、なかなか同意を得られない」ということになります。

初心者のモニターは、まずここで挫けることが多いでしょう。
先輩モニターに同行して、このあたりのコツを盗むことも大切です。

先輩モニターは、後輩のモニターが苦戦している医療機関に同行してあげて、どうしたらその医療機関で登録数を増やせるか、分析してあげましょう。

モニタリング組織としても、そのあたりのノウハウを文書化して、イントラネットに載せておくと初級モニターには有効です。
(1)登録基準に該当する人が少ない場合

こんな場合は、治験をお願いしている医師だけでなく、同じ診療科にいる他の医師等にも声をかけて、とにかくスクリーニング数を多くします。

被験者募集のポスターを院内に貼ったり、新聞広告を使ったり、あらゆる努力をします。

治験を担当する医師の外来日の朝、電話や訪問で患者さんの登録をお願いしたりすることも必要です。

でも、それでも限界がありますので、こういった医療機関は諦め、登録が見込める他の医療機関に注力したほうがいいこともあります。

(2)同意取得ができない場合

治験に不慣れな医師に多いのが同意取得ができないという場合です。

こんな場合は、説明同意文書の他にも、補助資料を作ってあがることも考えましょう。
治験を説明したリーフレットを外来待合室に置いたり、ビデオを作り、外来のテレビで流してもらったりすることもいいかもしれません。

CRCの方の協力も不可欠なので、そちらにも声をかけ、同意取得のために事前に治験そのものについての説明を十分行ってもらうことも大切です。


(3)プレッシャーをかける

その治験に参加している全施設の登録数をグラフ化して、時々、医師に見せて「やる気」を出してもらことも必要です。
特に「ライバル」や「友人」の先生がいる場合には、有効な手となることもあります。

毎月、患者さんの登録数を医療機関別にグラフ化して郵送するといいかもしれません。
■その他

いずれにしても、普段から、治験を担当してくれる医師とのコミュニケーションをよくするよう努めることが肝心です。
旅先から絵葉書を送ったり、患者さんの登録が有ったら、すぐにお礼のメールを書いたりすることも大切です。

しかし、なんと言っても、一番いいのは医師が率先して治験に取り組みたいと思えるような治験薬かどうかです。
残念ながら、それはモニターの仕事の範疇ではないので、創薬基礎部門の人に頑張ってもらいましょう。

ただその前に、自分が担当する治験薬の本当の良さを自分が理解しているかどうかを、もう一度考えてみてください。
どこが今までの薬と違うのか? 有効性の点か? 安全性の点か? その良さを自分が本当に理解して、それを医師に十分にアピールしているか? ということを考えましょう。

本当に、あなたは、その治験薬を、世の中に出したいと心から思っていますか?
あなたが思っていないようでは、医師も治験に協力する意義を見出さないでしょう。

同じく「モニターへの道」の中にある「治験(被験者の登録)を進める方法」を以下に転載します。

治験(被験者の登録)を進める方法



【分 類】

治験開始前 プロトコルなどの作成時点 施設選定時
治験実施中 治験の初期 治験の中盤 治験が進まない原因を探る
コミュニケーションの取り方




        治験開始前

プロトコルなどの作成時点 備考
・分かりやすいプロトコル、読みやすいプロトコルを作る

⇒プロトコルの理解補助資料を作る。例えば治験スケジュールポケット版、検査の予定を書いた下敷きなどを作る
・医師は分かりやすいプロトコルを優先して行う傾向にある

・理解補助資料も分かりやすく、見やすいものを作ること
・書きやすいCRFを作る

⇒医師、CRF用の分かりやすい「CRF作成・訂正マニュアル」を作る
・使い易い「症例ファイル」を作る
・長期の治験の場合、脱落を防ぐ工夫を考えておく。

⇒病気の啓蒙パンフレットや疾患周辺資料を来院ごとに渡すなど
  
・登録が遅くなった場合の対応策を考えておく。

⇒・病気の啓蒙ビデオを作る、治験広告をうつ、ポスターを作る、パンフレット作成など。
対応をうつかどうかの決定時期も決めておく・・・例えば治験開始後、3ヶ月目で、予定より30%遅れたら、対応するなど
・モニターは治験のことしか考えていないが、医師はその治験薬が承認され、臨床の現場で利用されるとしたら、どう使われるかを考えている。
このギャップを埋めるために、モニターは治験薬が承認され実際の臨床に使われ始めたことを常に想定して、医師と会話する。
治験薬の市販後のプロファイルを考え、チーム内で共有しておく
施設選定   
・治験契約手続きの頃から、医師(CRC)にカルテ上のスクリーニング(被験者のリストアップ)をお願いをしておき、契約と同時に治験がスタートできるようにする。
⇒被験者スクリーニング用ツールを作成しておく
注意)同意が必要なスクリーニングではない
・早くから、その施設内での被験者登録のキーパーソンが誰かを探しておき、その人と連携を密にする。 治験責任医師とは限らない
・治験責任医師、治験分担医師、CRCなどの誰か一人でもいいので、こちら側の味方につける。   
・施設選定を入念に行う。(CRCが優秀な施設を探す。患者パネルを持っているなど)
  
・その疾患の患者はどのような病院(大病院?クリニック?専門医?)に行くかを明確にして、そのような施設を選ぶ。   
・治験を依頼するときは、誠心誠意お願いする  

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治験実施中

治験の初期 備考
・新患患者の院内の流れを把握する  
・症例を最も抱えている医師を早く把握し、アプローチをかける  
・登録できそうな被験者のパターンをイメージしやすくする文書(選択基準を噛み砕いて、具体的な言葉にする)やフローチャートを用意する。それをいくつも用意し、毎回、違うパターンを提示する。

 ⇒例えば・・・・「血糖値が**位の糖尿病患者さんが多いですか?その中で、**を併発している方も多いでしょうね?明日の外来日に該当する患者さんはいますか?」等など。
チームでフローチャートを作り、メンバー内で共有する
・被験者に該当する患者数が絶対的に不足していることが分かったら、その施設はあきらめる。 注意)簡単には諦めないこと
・やる気の無い医師は諦める。 注意)簡単には諦めないこと
・関連する他科の医師、薬剤師、検査技師などにも協力を仰ぐ。 「検査データ」からスクリーニングしてもらうなど。 
・治験の初期ほど、医師、CRCへの訪問を多くする 一日でも早く良好な人間関係を構築する
・医師との面談では、CRCに同席してもらうと連絡の手間が省けるし、登録推進にも役立つ 治験責任医師と治験分担医師を同席させるのも手である
・CRCにはとにかく分かりやすい説明を行う   
・担当医師の診療方針を探り(CRC、MRなどから聞き出す)、それに合ったアプローチをとる。 医師は常に、その治験薬が臨床で実際に使われた時のことを考えている
治験の中盤   
・カルテスクリーニングを再度、お願いする   
・医師の外勤先からの紹介依頼   
・中だるみをしてきたら、再度、医局説明会をする。   
・治験推進(被験者登録促進)の資料を作ったら、それを小出しに利用する。 いっきに使うより効果的
・知り合い(ライバルなら尚、可)の医師の登録状況を知らせる。     
・治験責任/分担医師の知り合いの医師から、プッシュしてもらう 「知り合いの医師」が治験に参加していなくても可能
・他院、全国の施設などの登録状況を知らせる。

⇒毎月、全国の登録数を入れたようなニュースレターを発行するなど
  
・外来の朝、医師を訪問し、登録をお願いする 外来日の後より、前に会うほうが効果的
・外来の前日に登録お願いのメールを送る。   
・上司、PM、MR等に同行してもらう。 注意)場合によっては上司を連れていくと、「こいつは能力がない」と先方が思う可能性もあり。
・競合する治験薬が有る場合は、こちらの優位性を熱意を持って、徹底的にアピールする。   
・治験広告をうつ(企業主体、病院主体)、ポスターを作る、パンフレットを配布する   
・施設を増やす

⇒生活習慣病なら、大病院からクリニックにシフトするなども考える
注意)下手に施設を増やすと「労多くして、効果無し」ともなる
・何かと理由をつけて訪問する 訪問は治験推進の基本である
・この治験薬を一日でも早く上梓して、患者さんに提供したいんだという熱意を伝える   
・医師の負担を軽減する方法を提案する。 治験資料の整理は、こちらから手伝うなど
・治験責任/分担医師に会社に講演に来てもらう   
・市民向けの医療講演をやるようなら、治験の話もしてもらうよう依頼する   

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治験が進まない原因を探る
・登録が進まない理由を医師、CRCから聞き出し、対応策を考える   
・チーム内で登録が進まない原因、対応策を考え、実行する。   
・登録がうまく進んでいる施設のケースを調べ、そのアプローチ方法を、登録が進んでいない施設に導入する 例)患者さんを一堂に集め、治験の事前説明会をやったら登録が進んだ例が有ったら、他の施設でも開催してもらうよう医師に話を持ちかけるなど。

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コミュニケーションの取り方
・多忙な医師に対しては、訪問を増やす。例えば外来日(それも外来の診察前が効果的)に訪問(電話)し、被験者登録をお願いする。
あるいは逆に時間がありそうな日(当直の日など)に訪問する。
  
・医師が書いた論文は必ず読んでいき、話題にする   
・学会情報など治験プラスアルファの情報を医師に提供する   
・なにかときっかけを作り、手紙、ハガキを出す。(「直筆」なら尚良い)

⇒被験者が登録されたら必ず、お礼のメール、手紙をだす
普段からのコミュニケ-ションが大切

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関連サイト
「モニターへの道」の中にある「被験者登録促進」 同じく「モニターへの道」の中にある「治験(被験者の登録)を進める方法」
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